発達障がい者で孤独な男 日々の日記 怪奇体験

発達障害持ち、ボッチのカトリック信者。最近の出来事から子供の頃の話、不思議な体験を、その時の気分で綴っていきます。

俺を完全無視してた女

 20年位前、東京の病院で介護の仕事をしていた。

同じ病棟に准看護学生のAという女の子がいたのだが、俺が病棟を移動になってから、急にオレを無視するようになった。理由は全く分からない。

オレは当時、ずっと年上の同僚から何年も前から迫られていて、なかなか諦めてくれず、そのことでAに愚痴を聞いてもらっていたことがある。

そのことが、女性として面白くなかったのかもしれない。

いずれにせよハッキリした理由は解らない。

やがて、オレはコミュ障もあって新人集団にもハブられるようになり、鬱になって心療内科へ通うようになり、退職することにした。

退職数日前、オレは駅前の通りを歩いていた。前を見ると、Aが歩いてきた。Aは、あからさまに道の反対側へ移動してサッサと行ってしまった。

それっきりAとは会ってはいなかった。

それから20年、色々あってオレも看護師になった。

先日、看護セミナーへ参加するため、久しぶりに東京へ行った。その帰り、半蔵門線の構内で列車を待っていた際の事である。

停車した車両にAが乗っていた。

年齢相応の雰囲気で若いころと少し雰囲気が違うが、確かにAだった。

Aは車両の手すりにつかまって、こちらを睨んでいた。

オレは車両の入口付近にいた。オレもAをじっと見ていると、Aは目を逸らし、車両を降りると、二度とこちらを見ることなくサッサと行ってしまった。

 

20年経っても、怒っているのか?

オレは、そんなに恨まれるようなことをしたのだろうか?

 

 

何がそんなに嫌なんだ?(笑)